RTX3050とRTX4060の性能比較|ノートPC向けGPUの実力を徹底検証

 

ゲーム・クリエイティブ用途で選ぶべきGPUはどっち?ベンチマーク・FPS・AI処理まで詳しく比較します。

RTX3050とRTX4060の基本仕様

RTX3050とRTX4060は、NVIDIAが提供するノートPC向けのGPUです。RTX3050はAmpereアーキテクチャ(第2世代RTX)をベースに、RTX4060はAda Lovelaceアーキテクチャ(第3世代RTX)で設計されています。

項目 RTX3050 RTX4060
アーキテクチャ Ampere(8nm) Ada Lovelace(5nm)
CUDAコア数 2,048 3,072
VRAM 4〜6GB GDDR6 8GB GDDR6
最大TGP 75W前後 115W前後
対応技術 DLSS 2.0 DLSS 3.0、フレーム生成

RTX4060はプロセスの微細化により、高性能かつ高効率化を実現しています。VRAMも8GBと大容量で、近年のAAAタイトルでも安心です。

ベンチマーク比較:3DMark / Geekbenchなど

総合ベンチマークではRTX4060がRTX3050に比べて圧倒的に優位に立っています。

  • 3DMark Fire Strike:RTX3050:約15,700 → RTX4060:約26,500(+69%)
  • Geekbench 6 Compute:RTX3050:約67,000 → RTX4060:約106,000(+59%)
  • Blenderレンダリング:約2倍高速化(+103%)

単なるゲーミング用途だけでなく、レンダリングやAI推論といった用途においてもRTX4060の圧倒的な処理能力が光ります。

ゲーム性能比較:実FPSで見る違い

実際のゲームでの平均フレームレート(1080p 高設定)を比較すると、RTX4060は全体でRTX3050の1.5〜2倍の性能を発揮します。

ゲームタイトル RTX3050 RTX4060 差分
Forza Horizon 5 約91fps 約126fps +38%
Cyberpunk 2077 約49fps 約86fps +76%
The Witcher 3 約90fps 約144fps +60%
Shadow of the Tomb Raider 約120fps 約129fps +7%

最新タイトルや重量級ゲームを快適にプレイしたいなら、RTX4060が断然おすすめ。DLSS3やフレーム生成も使えるため、より滑らかな体験が可能です。

AI・クリエイティブ用途での違い

RTX4060は、Tensorコア・RTコアも進化しており、AI処理やリアルタイムレイトレーシングでも高い性能を発揮します。 Adobe系アプリやBlenderなどのツールでも、RTX3050と比較して50~100%以上の速度差があります。

機械学習・AIモデル推論においても、TensorRT利用時に50〜80%の高速化が確認されています。GPUによる並列処理が重要なタスクを扱うユーザーにはRTX4060が有力な選択肢です。

消費電力・発熱の差

RTX4060は高性能である反面、TGPも高いため、排熱性能の高い筐体が必要です。ただし、Ada Lovelaceアーキテクチャの省電力性により、長時間の高負荷作業にも耐える設計となっています。

RTX3050は省電力かつ発熱も控えめで、薄型ノートや長時間バッテリー駆動が求められる環境に適しています。

どちらを選ぶべきか?

  • RTX3050を選ぶなら:軽めのゲームや動画視聴、Office利用中心のユーザー。予算を抑えたい場合におすすめ。
  • RTX4060を選ぶなら:最新ゲームを高画質でプレイしたい方、動画編集・3D制作・AI用途まで広く対応したい方におすすめ。

まとめ

RTX3050とRTX4060は、同じエントリー〜ミドル帯のGPUでありながら、アーキテクチャや処理能力には明確な差があります。 ベンチマーク・実FPS・実用性すべての面でRTX4060が優れており、特に予算が許す限りはRTX4060搭載ノートPCの選択が満足度の高い結果となるでしょう。

 

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