Steamの無料配布ゲームに注意!ウイルスや詐欺のリスクとは?

 

はじめに

世界中のゲーマーに愛されているゲームプラットフォーム「Steam」。中でも魅力的なのが、定期的に開催される「無料配布」キャンペーンです。 しかし近年、この無料配布を装ったウイルス感染や詐欺被害が報告されています。 本記事では、実際に起きた事例やその手口、安全にSteamを利用するための対策まで、詳しく解説します。

無料配布ゲームに潜むウイルスの実例

2025年2月、Steamで無料配信された『PirateFi』というゲームに、インフォスティーラー型のマルウェアが混入していたことが判明しました。 このマルウェアは、ユーザーの保存データやWebブラウザのCookie、暗号資産ウォレットの情報までも盗み出す非常に危険なものでした。 Valveはこの件を受けて即座にゲームを削除し、影響を受けた可能性のあるユーザーに警告メールを送付しました。

また、外部のリンクからダウンロードさせる“非公式デモ”も要注意です。例えば、「Sniper: Phantom’s Resolution」というゲームを装った偽デモがGitHub経由で広まりましたが、これにはスタートアップ登録・権限昇格を狙ったマルウェアが含まれていました。

Steamギフトカードを使った詐欺手口

もう一つ注意すべきは、Steamギフトカードを装ったフィッシング詐欺です。例えば、DiscordやSNSで突然「Steamギフトカードが当選した」というメッセージが届き、リンクを踏むよう誘導されます。 リンク先は一見するとSteamのログインページに見えますが、実際は偽物。ログイン情報を入力すると、そのままアカウントが盗まれてしまいます。

安全にSteamを楽しむための対策

  • 公式ストア以外からのインストールは避ける:Steamクライアント内のリンク・ダウンロードのみを利用。
  • リンク先のURLを必ず確認:見た目が本物でも、リンク先が怪しいドメインであればクリックしない。
  • 二段階認証(Steam Guard)の設定:万が一パスワードが漏洩しても、アカウントの乗っ取りを防止できます。
  • 信頼できるセキュリティソフトを導入:KasperskyやESETなど、最新のウイルス対策ソフトを常に起動しておく。
  • ゲームのレビューや配信履歴を確認:SteamDBやRedditなどで他のユーザーの意見もチェックしましょう。

まとめ

Steamの無料配布は非常に魅力的ですが、ウイルスやフィッシング詐欺の温床にもなり得ます。 ゲームを安全に楽しむためには、公式な情報源のみを信頼し、不審なリンクやソフトのインストールは避けることが最善の対策です。 また、二段階認証やウイルス対策ソフトの導入も忘れずに。快適で安全なゲームライフを送るために、今日からできる対策を始めましょう。

 

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