Shoは、私にとって初めての子どもでした。
就園前は、育児に精一杯で「発達の違い」に気づく余裕もなく、ただただ日々を過ごしていました。
でも、幼稚園に入ると、周りの子どもたちや2歳下の弟と比べて「何かが違うかも?」と思うことが増えてきました。
気になって、幼稚園の先生に相談してみたところ、地域の相談センターを紹介してもらい、検査を受けることに。
その後、病院で診断がつきました。
小学校・中学校では情緒支援級に在籍しました。
集団生活の中で困ることもありましたが、学校の先生や支援員さんのサポートもあり、なんとか通うことができていました。
ただ、小学3年生ごろから登校しぶりが始まり、中学3年では完全な不登校に。
この時期は本人もつらかったと思いますし、親としても迷いの連続でした。
それでも、特別支援学校の高等部に進学し、何とか卒業までたどりつきました。
不登校気味ではあったけれど、ギリギリで単位を取り、卒業証書を手にすることができた時は、本当に感慨深かったです。
卒業後はB型就労支援事業所に通っていました。
でも今は、「もっとお金が欲しい」と自分からバイトを探して、飲食店で働いています。
休む日もあるけれど、自分なりに頑張っている姿を見ると、成長したなあと感じます。
そして今、Shoは「自分には、今のバイトよりも好きなパソコン作業の方が長時間働けそう」と考えるようになり、
少しずつですが、自分なりの将来に向けたステップアップを目指しています。
何が「正解」かわからない中で、遠回りしたり、止まったりすることもたくさんありました。
それでも、「ShoはShoのペースで進んでいる」と信じられるようになったのは、彼自身が少しずつ前を向いている姿を見せてくれているからかもしれません。
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